「今日の大きなニュースは何か知ってますか」
と聞きました。
一人が「7人殺されたこと」と言いました。「違うよ」
また別の子が「鬼怒川の洪水」と言いました。
「う〜ん、それも大きなニュースたけど、違う」
やっと、一人が「安保法案やない」と自信無げに言いました。
「そう、日本が変わってしまうかもしれない、
大事な出来事だよ」
と、ちょっと難しかったかもしれませんが、
国会のこと、衆議院と参議院のこと、
そして、安保法案や集団的自衛権のことを簡単に説明しました。
皆さんの家庭では、ニュースを見たり、話題にしたりしてますか?
安保法案と集団的自衛権という言葉を知っていたのは、6年生8人のうち、たった一人でした。
家で話していても関心が無ければ、聞き逃してしまうのかもしれません。
今は、テレビのニュース番組を見ないで、
ネットのニュースで済ませている人もいるのかもしれません。
我が家には関係ないことと思っている人もいるのかもしれません。
私は、6年生の子どもたち相手に、
「とても大事なことだから、関心を持ってニュースを見たり、誰かに聞いたりしてほしい」と話しました。
戦争からは遠いところで暮らせてきた私たち日本人ですが、
この先は、もしかしたら、子どもたちが殺されたり殺したりしなければならないかもしれません。
将来子どもたちに、
「日本が変わってしまったその時に、
お母さんやおばあさんは何をしたの?」
聞かれた時に、どう答えますか?
「お家の人が分からない、知らないと言ったら、
僕たちの将来がかかってるんだから、しっかりと考えてよね、と言いなさいね」
なんて言ってしまった私です。
日本は変わったのです。
人任せにしている時代は終わりました。
しっかりと考えられる子どもたちを育てて行きたいと、改めて思っています。