日本はティッシュを使いすぎではないかという内容でした。
私も常々、そう感じています。
花粉症の子どもたちが、鼻をかむ様子を見ていると、
つい「もったいないよ~」と言いたくなってしまうことがあります。
シュッ、シュッ、シュッと何枚も取り出し、
ちょっとかんだり拭いたりするだけで、ポイッと捨ててしまいます。
自分自身も、机を拭いたり手を拭いたり、小さな虫をつぶしたり・・・
ついついティッシュを使ってしまいます。
粗品でもらったり、ポケットティッシュもあちこちからもらって、
何だかティッシュってタダというような感じもしてしまいます。
だから、惜しげもなくどんどん使ってしまうのですが、
どんなに安くてもお金はかかりますし、何より、資源の無駄使いになります。
調べてみたら、日本はティッシュの使用量が世界一。
計算すると、1年間に一人平均18箱使っているのだそうです。
ティッシュ1箱作るために木材が300g必要で、
年間にすると、日本全体で110万本の木が切り倒されているのです。
この本数を知ると、資源の無駄使いをしていると実感します。
トイレットペーパーと同様、ティッシュは再利用はされず、使い捨てられるだけですから。
新しい木から作られたティッシュは、バージンパルプティッシュと言います。
それに対して、再生紙で作られたティッシュもあります。
再生紙ティッシュは、回収された牛乳パックで作られます。
新聞紙などでは、色が真っ白にならないためだそうです。
牛乳パック7~10枚でティッシュ1箱になります。
エコロジーの観点から考えると、再生紙ティッシュの方が良いと思われますが、
バージンパルプに比べて手間がかかるために割高になってしまいます。
エコロジーを取るか?エコノミーを取るか?
我が家は、ずっと生協の再生紙ティッシュを買っていましたが、
ここ数年は、安さに負けてバージンパルプティッシュを買っています。
ティッシュについて調べているときに、こんな言葉に出合いました。
『リサイクルは、使った物を出すだけでなく、
リサイクルされたものを購入して使うことで完結する』
せっせと牛乳パックやペットボトルを出すだけでなく、
再生紙ティッシュやコピー用紙、再生PFTで作られた物を買って使うことが大事なのです。
未来の人のために、持続可能な社会を作っていかなければならないと思っています。
たかがティッシュ。されどティッシュ。
ティッシュから、生活の仕方を考えさせられます。