一年生や新入生から、
「理科や社会をどんなふうに勉強したら良いですか」という質問が相次いだので、
これは少しでも早く教えた方がいいと思ったからです。
参加人数は12人でしたが、中身の濃い勉強ができました。
「来て良かった」「これで明日から自学で出来る」
とても前向きな言葉がたくさん聞かれました。
5時から始めたのですが、30分経った頃に、電話がかかってきました。
参加予定の一人の生徒が来ていなかったので、欠席連絡かと思いました。
「もしもし、高木先生ですか?」
本人の声です。なんだか緊張した様子が伝わってきました。
「ぼく先輩と遊んでいたら、遅くなっちゃって・・・すみません・・・」
「それなら、7時半からのに来れる?」と私が言うと、
「いいですか?!ぼく、それをお願いしたくて電話したんです」
と、嬉しそうな声になりました。
遅刻や欠席の連絡はお母さんからのことがほとんどです。
まずは自分で電話をかけてきたことを褒めました。
そして、遊んでいて遅れてしまったことは良くないけど、
どうしても参加したいという強い気持ちを持っていることは、とても素晴らしいと言いました。
後半の時間に参加したその子は、とても一生懸命勉強しました。
今回に限らず、何かに参加するときに、
友だちが行くなら自分も行くけど、
仲の良い人が行かないなら自分もやめるという人が少なくありません。
他の学年がいるのはイヤという人もいます。
遊びであればそれも有りだと思いますが、
勉強に関しては、どうかな?と思います。
本当に勉強したい、力を付けたいと思っているのでしょうか?
今回、2年生で一人参加した人がいました。
他には誰も参加しないということが分かったときに、
「え~、止めようかな」と言っている声が聞こえました。
キャンセルしてくるかなと思っていましたが、その子はちゃんと来ました。
そして、自分の分からないところをしっかり聞いて、理解することができ、
「来て良かった」と嬉しそうな表情でした。
『自分の判断で行動する』ということはとても大事なことです。
自分にとって必要なことなら、他の人が参加しなくても、参加する。
反対に、自分がイヤなことなら、他の人がどうであろうと止める。
『空気を読むことが大事だ』みたいに言われますが、
付和雷同(自分の意見を持たず、周りに合わせること)は良くありません。
勉強は自分のためにやるものだよね。
今週はそんな話を各クラスでしました。