2015年03月03日

卒業おめでとう

3月1日は高校の卒業式でした。
今年は高木教室生は4人の生徒さんが卒業式を迎えました。

おめでとうございます。

3人が中津高校生。
そのうち1人は私立大学の進学が決まりました。
2人は国公立大学を受験しましたので、発表はまだです。
後期試験に向けて、まだ頑張っています。
嬉しい結果を楽しみにしているところです。


さて、もう1人は、東濃フロンティア高校に通っているT君でした。
このT君について書きたいなと思います。

T君は、中学1年の秋くらいから学校へ行けなくなってしまいました。
それで、中津にある「かやのき」という支援学級に通っていました。
中3を迎える春になって、高校受験を意識し始め、塾へ行きたいと言い出したそうです。
あちこち探して、私のところに申し込みがありました。
(お母さんと面識があったのです)

最初に来たとき、T君はずっと下を向いたままで、返事もできませんでした。
「断ってくるかな」という私の予想に反して、
「気に入ったようなので、通いたいと思います」とお母さんからメールがありました。

それから、個別指導(ちょうど他にも個別指導の生徒さんがいたので一緒に)を始めました。
T君は、目を合わすことが出来ず、自分から話をすることもありませんでした。
分からないところがあると、鉛筆で指し示すのです。
それでも、一週間に1回通ってきて、
数学の計算はできるようになっていきました。

GWが過ぎた頃から、学校の保健室に行けるようになりました。
そして、修学旅行にも行きたいと準備をすることが出来ました。
残念ながら、実際に行くことは出来ませんでしたが、
「行きたいと準備が出来ただけでも進歩です。嬉しいです」とお母さんがおっしゃってました。

夏休みは、他の塾生に混じって、夏期講習を受けることも出来ました。
秋になって、学校の授業にも出たいと思ったそうですが、
当時、クラスが荒れていて、それは難しいと判断。
週に1回、昼間も私のところに来て勉強することにしました。

作文が大の苦手でしたが、何とか書けるようになり、
特色化選抜試験で、東濃フロンティア高校に合格しました。

高校に行っても、分からないところを少しフォローすることと、
精神的なバックアップを求めて、塾に通ってきました。
相変わらず、なかなか自分からは話をすることもないT君でしたが、
高校には1日も休まず、通い続けました。
1つ2つ欠点を取ることもありましたが、数学は得意でした。

退学していく生徒もいる中で、
2年生の途中で少し不安定になってしまいましたが、
1日休んだだけで、何とか踏ん張りました。

何回か面談もしました。
その頃には、ボソボソと話をしてくれるようになり、
面談をしている内に、表情が明るくなっていくこともありました。

3年生になってからは、進路をコンピューター関係の専門学校にしぼって、
いくつかの学校へ見学や体験に行きました。
その中で、一番自分にあう学校を見つけ、推薦をもらって合格しました。

11月にお母さんからメールが届きました。
「本人が、もう塾へは行かなくて良いというので、今月で辞めます」と。

私は、T君が私を卒業する時が来たのだと思いました。

背丈も伸びて、大人びた表情も見せるようになったT君です。
よくぞ、ここまで頑張ってきた! 
これからは、自分の足でしっかりと歩いていけるだろうと思います。
支え続けた、ご家族の力も大きいと思います。

卒業式の日、お母さんとおばあさんが、
手作りのお赤飯を持って、挨拶に来てくださいました。
私は留守だったので、娘が受け取りましたが、
お赤飯は美味しく、この4年間のT君を思い出しながらいただきました。

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T君、もしまた困ることがあったら、いつでも連絡くださいね。





posted by ポピンズ at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のあれこれ | 更新情報をチェックする
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