友だちがやっていて、ずっと前から誘われていたのですが、
練習が夜なので参加できないでいました。
ところが、昨年から練習が昼間になったとのこと。
私ももともと高校で演劇部に入っていたり、
大学でも人形劇をやったりして、演劇系がやるのも観るのも好きでした。
今ではもっぱら観るだけですが、
朗読なら私にも出来そうだなと思っていたので、入会しました。
朗読劇『少年口伝隊1945』は、昨年から取り組んでいる作品です。
昨年夏に中津川市の「ピースコンサート」というイベントで、
さわりの部分だけ発表しました。
そして、12月に文化会館の多目的ホールを借りて、公演をしました。
少しでも多くの人に、特に若い人に観てもらいたいと思っていましたが、
残念ながら、若い人はほんの数人でした。
観に来られた人の中には、
「子どもを留守番させて来たけれど、連れてくれば良かった」と言われたご夫婦もいました。
「若い人に観てもらいたい作品ですね」という感想もありました。
せっかくやっているのだから、
塾に来ている生徒たちや親さんたちに観てもらいたいと思い、
下野で公演することにしました。
朗読劇ってどんなもの?と、よく分からない人が多いかもしれませんね。
実際、12月に観に来た人の中にも、よく分からずに来て、
「あ~、こんな感じだったのですね。でも、予想していたよりおもしろかった」
と言われた人もいました。
簡単に言えば、朗読(本を感情を込めて読む)とお芝居を合体させたものです。
演者は本を持って朗読をしながら、場面によって少しお芝居をするのです。
朗読は、自分で本を読んだ時とは違う感動があります。
今回は、音楽やスライドを入れるので、よりお芝居っぽいものに仕上がっています。
12月に初演したものと比べると、とても良くなっていると、
先日の練習で、演出家さんからほめてもらえました。
内容は、原爆投下後の広島でたくましく生きていく少年のお話です。
正直楽しいものではなく、かなり重い内容です。
だから、敬遠したくなる?気持ちも分からなくはありませんが、
戦後70周年の今年、そして、
集団的自衛権が決定したり、平和憲法を改憲する話も出てきているこの時に、
この日本でどんなことがあったのかを知ることは、
とても大事なことだと思っています。
このまま、戦争に巻き込まれることなく生きていけるのか?
平和を守っていくためには、誰かに任せているだけでなく、
自分たちで考え行動していける人間になってほしい。
そんな思いで日々子どもたちに向いています。
ぜひ、子どもさんだけでなく、親子やご家族でいらしてください。
4月5日 午後2時~3時20分
下野いきいき会館にて
協力金 大人500円 高校生以下無料
(高木教室関係者は大人も無料)